投稿日:2018年1月18日|カテゴリ:お知らせ

『第11回線維筋痛症東京フオーラム』感想
日大板橋版の線維筋痛症研究会で旧称「城北線維筋痛症研究会」が多少MCさせて、生まれ変わって3回目。
スポンサーの関係で年2回が年1回に減少。

内容は本家東京医大大学院版「日本線維筋痛症学会」とは切り口も可成り異なりますし参考に成ります。

昨晩のお題は、大阪市大医学部Profの倉垣Drに依る演題で「脳内神経炎症と慢性疲労症候群」と言う内容でした。

線維筋痛症始め中枢機能障害性痛や各種精神疾患や各種認知症や慢性疲労症候群(CFS)等は脳機能障害で「脳幹部炎症」と言うのが見えて来たそうです。
未だ9症例しか施行されて居ないので、未明だそうですが、100症例目指して研究されているそうです。

PET検査で可成りわかるそうです。
又ミトコンドリアDNA抗体検査を血液検査で施行して第一次スクリーニング後のPETを施行させた方が、コストダウンに成るそうです。

偏桃体炎症・・認知症、CFS/SEID
視床部炎症・・線維筋痛症、慢性痛
海馬炎症・・・抑うつ等精神疾患

に多いと言うのが判明しつつあるそうです。

又ChronicFutigueSyndromeCFS慢性疲労症候群は、現代的解釈では、SystemicExertionIntoleranceDiseaseSEID全身労作性不耐疾患として認識した方が理論的だそうです。

わたくしの様な野戦病院の様な街開業医に取っては、臨床医先生講演の方は簡単でしたが、基礎研究先生講演の本題の方は中々難しい基礎学問でした。

数十年以内に可成りの脳機能障害や脳幹部炎症に依る疾病が明確になれば、原因も追究可能ですし、治療や予防も期待出来ます。