投稿日:2016年11月18日|カテゴリ:お知らせ, コラム

④漢方薬的加療
漢方薬には身体を保温させる多種多用な薬草が有ります。
しかし、あくまでも体質気質の合わせて、専門医が診断(切診)して投薬しますので、何でも感でもショウガが良いというのは大きな間違えです。
ショウガは、比較的胃腸内臓が強く健康な方が日々冷えを感じた時に頓服でお飲みに成れば、健康的ですが、胃腸内臓が弱い方に内服させてはそれは毒にしかなりません。
胃腸内臓が弱い方は桂枝/シナモンをお勧めします。

イタリーのコーヒーでエスプレッソが有ります。
これは大変濃いコーヒーなので、胃腸への負担は伴います。
イタリー人の多くは胃腸が健康な方が多いので、かなりの方々はエスプレッソを飲むことが可能です。
しかし滅らしく胃腸が弱い方も居られ、彼ら用にカプチーノ(シナモンコーヒー)用意されており、バランスを取って居ます。

勿論胃腸虚弱の方でも運悪くインフルエンザの様な発熱疾患にかかった時は初日だけはショウガを中心とした漢方を内服して、解熱発汗後の2日目からはシナモン系漢方に切り替えるという場合は御座いますし、胃腸の強い方でも体調により胃腸が弱って居たり加齢による胃腸の虚弱化により、投薬に例外は多々あります。

⑤暖かい飲み物や温かい食べ物のお勧め
Mk1で内臓を温めると痛みが緩和すると申し上げました件と同じですが、温かい飲食をしますと、内臓が温まり、痛みは緩和傾向に向かいます。
逆に冷たい飲食をすると、痛みは増加してしまいます。

痛い時は飲酒はNGですが、それ程痛みの現れていない日常での飲酒は多少ならばOKです。
それでも内臓を温め易い蒸留酒系をお勧めします。
蒸留酒系はウイスキー、バーボン、ブランデイー、ジン、ウオッカ、ラム、焼酎等です。
逆に醸造酒であるビール、ワイン、シャンパン、日本酒等は内臓を冷やすこともあるので、痛い方は真夏の炎天下での飲酒を除き避けた方が良い場合も有ります。

⑥まとめ
痛みに関しては、内臓を含め身体全体を温め方向に向かわせて、痛む局所に関しては冷湿布で対処させるのが、一番の目標に成ります。