投稿日:2016年12月8日|カテゴリ:お知らせ, コラム

デパスやロキソニンと言ったお薬は、20世紀に大人気を博したお薬です。

デパスやリーゼと言った大人気のお薬は、BZD系抗不安薬で、筋弛緩が起こり老化時夜間転倒骨折認知症と言うSPLコースに至る事も有ります。

しかも、BZD系なので習慣性が伴う為、中年期から内服すると軽く老齢期迄継続してしまいます。

鬱病や双極性障害や統合失調症や線維筋痛症等で多種な向精神薬や抗痙攣薬や抗不安薬を投薬されている場合を除き、出来るだけ現在はBZD系抗不安薬やBZD系睡眠誘導剤は利用しない傾向にあります。

出来れば、非BZD系鎮静剤のTSPセデイールの様なモノですと、筋弛緩も起きなくて、習慣性も少なくて済みます。

又、ロキソニンやボルタレンと言ったNSAIDs系のお薬は基本急性期痛~亜急性痛専用薬に近いものです。

慢性痛特に長期にわたって罹患しているややメンタル低下傾向時の慢性痛には中々効果は認められません。

俗に神経障害性痛(帯状疱疹後神経痛、糖尿病性末梢神経障害等の俗に言う神経の痛みである神経痛)や中枢機能障害性痛(メンタル絡みの慢性神経痛)やメンタル絡んだ体感幻痛Phantom Painの様な場合は中々効果は認められません。

それにNSAIDs系のお薬は血管障害を造り易く、若年者では問題少なくとも、中高年層では消化管出血や脳動脈瘤等が有れば脳血管障害も起こす可能性は否定しきれません。 どちらかと言うと35歳以前の若い健康な肉体を持った方の急性期痛専門薬的存在です。

デパスやリーゼやロキソニンやボルタレンと言った程度の効果ならば東洋医学上の心身の『証』さえ誤診しなければ、漢方系製剤でも十分に同等以上の効果と最低限の副作用範囲が期待出来ますので、漢方は決して軽視出来ません。

勿論漢方だけで現代の鬱やパニック障害等のメンタル疾患や不明慢性痛の全てをカバーは出来ませんが、軽度ならば十分に対応可能です。