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侵害受容性痛にはNSAIDsですが、飽く迄急性期だけの限定です。
NSAIDsは亜急性期~神経障害性痛には効きが甘く成ります。
NSAIDs(非NSAIDsですがアセトアミノフェンも)は身体を冷やす為、慢性痛では冷えが中心となる事が多いので、冷えを修正して身体を温める漢方製剤の効果を落とす事も有ります。
急性期痛専門の漢方製剤も沢山有ります。
急性期難治性痛には弱Opioid製剤(トラムセット、トラマール、ワントラム等)は有効です。
神経障害性痛の帯状疱疹後神経痛にはPGB(リリカ)。
糖尿病性末梢神経障害にはDLX(シンバルタ)。
これらの痛みにも慢性痛に適応した漢方製剤は有効です。
メンタル絡みの中枢機能障害性痛やモロにメンタル系の難治性慢性痛では、精神科領域の処方や認知行動療法や自律訓練法しか効果は見込めません。元々気血水をコントロールするのが主目的の漢方製剤は、馬鹿と鋏は使い様ですが、メンタル絡みの難治性慢性痛にも非常に効果が有ります。
結局は、急性期/侵害受容性痛~神経障害性痛~中枢機能障害性痛~メンタル系難治性慢性痛迄(各MixedPainConditionを含む)何処のエリアでも、漢方製剤は使い方に依り結果は大幅に異なりますが、非常に有効且つ強い西洋薬の使用料使用期間を大幅短縮出来る可能性の高い旧くて新しい薬です。 特に中枢機能障害性痛~メンタル系難治性慢性痛では、原因は脳機能障害DefaultModeNetWork障害(記憶中枢へに過去の嫌な経験がTaskとして入力されることに依って起こる記憶中枢の断続的痙攣が脳機能障害やそれを代償させる為に不明難治性慢性痛を造って居ると言う説が有力です)と言われて居ます。
確かに其処を抑える西洋薬も有りますが、漢方製剤は6分で中枢機能へ到達し、6時間は抑制効果が認められていますから、効果は弱くとも、修正速度は速いので、戦闘爆撃機程の力は無くとも即駆けつけるスクランブル戦闘機と同じで、非常に有効です。