投稿日:2017年6月19日|カテゴリ:お知らせ, コラム

わたくしは、メンタル系ペインを扱っているので、抗鬱薬は抗鬱薬と明記させて処方して居ます。
抗鬱薬を慢性痛治療薬と誤魔化しての処方はして居ません。

実は、慢性痛が酷く罹患期間長いと当然鬱は出ます。
鬱が有れば、慢性疾患ですから当然慢性痛も出ます。
鬱と慢性痛は表裏一体です。

故に、最新式抗鬱薬は最新式慢性痛治療薬にもなります。
当然、薬の約定(説明書)は抗鬱作用を主にしたものと抗慢性痛作用を主にしたものの2通りをメーカーが用意して居ます。
以前メンタル科しか出さなかった抗鬱薬を慢性痛治療薬としてペイン内科、整形外科、一般内科が万々処方させる時代なのです。

当然その2通りの約定(説明書)を調剤薬局は用意するのが本筋。

某薬局では、慢性痛の患者さんが少ない(全体来客数が少ない)のか、慢性痛用約定は置かないとの事で、メーカーは約定設置を拒否されてしまいました。
これって、薬剤師御自身の能力を自己否定したに過ぎないのですが、そこに逝った御客様は更に悲惨。

鬱と思っていけば問題ないですが、慢性痛と思って鬱の約定出たら、怒りますね。
鬱なのに慢性痛の約定出たら、俺は鬱で有り、慢性痛は殆ど無いから内服したく無いとなるのです。

その辺の企業努力と言うか勉強研究が出来ない世代に至れば、プロならば当然引退するのが普通。

言っちゃった勝ちの時代か????
薬剤師ばかりでは無いです。
医師だってそう言うレベルは少なく有りません。

兎に角、我々技術者engineerで個人経営者又は小法人は引退が無い分、勉強研究しなく成ったら、それは存在自体が公害喫煙危険排気ガスと同じですから、自ら即に廃車廃社廃職廃煙にすべきです。