投稿日:2017年9月13日|カテゴリ:お知らせ, コラム

日本の和漢は印~China~朝鮮半島や台湾経由で上陸し、江戸時代に諸先輩の御尽力に依り可成り完成しました。
現代は日本の漢方和漢が世界(亜細亜)の漢方をリードして、研究や診断手法が昔の様な超難関では無く成り、比較的簡略化され、西洋医学的エビデンスを造って居ます。

例えば、葛根湯や麻黄湯はエフエドリン含有の為一部の患者さんには解熱鎮痛に効果が認められて居ります。
抑肝散に含まれている「釣藤鈎」等は非定型精神病薬的作用が有ります。
六君子湯はSirtuin1と言う若返りの因子が有ります。
人参養栄湯はフレイルやサルコペニアと言った老化防止作用等が認められています。
漢方は各専門の医師が各人の「証」を診断して、気血水五臓六腑と言う概念を理解して、切診(舌診、脈診、腹診等)や各種アンケートから情報を収集させれ、総合診断させれば、現在どこぞの@@砲で叩かれている「症」を診断しないで国試レベルの「症状と各エキス剤」の対応のみと言った「インスタント漢方」の様に重篤な副作用等殆ど出ません。
又漢方は長期連用内服を誤解されている事が多いですが、特に中枢系に到達するメンタル系漢方製剤の多くは約6分で中枢系へ到達し良い影響を出してくれます。

メンタル系西洋薬等効果発現に数週間有するモノも少なくありません。
これも「証」を診ての診断能力が無ければ、当然誤診に至り、副作用もそうですが、治療結果が追いついてきません。