『PGBリリカやTMDトラマドールの変法利用と生薬下での東洋医学』

投稿日:2017年12月21日|カテゴリ:お知らせ

現代日本に於けるロキソニンこと超人気内科整形皮膚科何処でも処方されて居ます「PGBリリカ様」です。

当方では処方上は、PGBリリカ様は少量50-75MG1×夕食後(夕食後~風呂上り頃)で処方していますが、慢性痛/神経障害性痛(神経痛)の疼痛悪化時に、基本薬(漢方製剤等)の上に重ねて増強療法として、頓服内服して頂くと可成り効果的且つ副作用(眩暈ふらつき肥満、東洋医学上の気虚)を防ぐことが出来且つ不眠対策にも成ります。

何でもかんでもPGBリリカ様を150-600MG処方させるペイン内科系医療機関も有りますが、眩暈ふらつき肥満や気力低下(東洋医学上の気虚)等副作用でQOL(EQ-5D)生活品質が愚邪愚邪に落ちて来ます。

弱オピオイドTMDトラマドール(トラムセット、トラマール、ワントラム、ノルスパン等)は、阿片製剤のため、精神的依存が出るので、頓服利用はしていません。
しかし、現実には整形外科さんからの御紹介Patでは、頓服処方も多いですので、メンタルさえしっかりしていれば、其処まで精神的依存は出ないのかもしれません。

 

この中では、TMDトラマドールが純に入っていますトラマールの方が1C当たりの含有量も少ないモノも有り、微調整可能ですので副作用が出難いです。

 

ワントラムは二相性で24時間作動性ですから、更に副作用は抑え易いです。
当方は皆さんの毛嫌いされる、抗癲癇薬(抗痙攣薬)や抗鬱薬や抗精神病薬を処方するので、TMDトラマドールはSNRI(世界中の方々から嫌われている新世代抗鬱薬です)なので、作用機序も重なりますし、第一、精神科系製剤比では慢性痛減痛効果が少ないのと日本人の麻薬系製剤への憧れに依る中毒二スムスが怖いので、急性期激痛とTMDトラマドール離脱時の減薬時しか利用していません。

この辺のオピオイドの中毒を緩和させるのに同じSNRIとしての下行性疼痛抑制経路を賦活かさせると言う意味で、釣藤鈎(抑肝散系)が効果あるそうです。
相変わらず漢方なのでエビデンスは西洋薬比甘いですが、釣藤鈎に関しては、現代国内和漢研究と多くの国内漢方医の経験談でも可成り良い処迄証明されて居ます。

 

釣藤鈎系選択にしても、腹診出来なければ、永遠に正式処方選択不能なんですから、ちゃんと漢方の診断学は取得しなければ、安易にインスタント漢方等で、煽てられてその気になって処方は、週刊新潮報道では有りませんが、副作用考慮すれば大変リスキーな医療です。

 

腹診以外の切診だけで判断するには中医学的御勉強も求められます。

まあ、エキス剤だけでは、そんなに効果は出ませんから、裏を返せば副作用も出難いのです。

解らなければ、腹診理解出来るまでは実験的に多々多種エキス剤を処方してみるのも手です。

やはり生薬を一部利用して初めて、東洋医学(和漢中医含む)に昇華します。


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