投稿日:2018年2月23日|カテゴリ:お知らせ

『慢性痛と鬱病の関係』
https://www.nhk.or.jp/kenko/atc_512.html
今更ながらですが、慢性痛と鬱病は切っても切れない特殊な関係です。

今売り出し中のDLXサインバルタ(国際名Synbaltaシンバルタ)は、整形外科やペイン内科領域で言われて居る「メンタル正常な方への慢性腰痛&OAへの処方は万全確実です」には可成り疑問符を持ちます。

やはり、単極性鬱で病んで居る方の慢性痛には確実に効果を呈しますが、非定型鬱病や双極性感情障害や鬱型優勢統合失調症には難しい場面も少なく無い処方です。

当院には整形やペインでDLX処方を安易に御処方され、アクチベーション操転気逆を呈して御紹介で御来院される方は少なく有りません。

DLXは、DSM5に於いて各精神疾患を治療迄は出来ない迄も、責めて「鑑別診断」出来る能力有る医師が処方すべきと考えます。

安易なDLXSynbaltaシンバルタを処方するべきでは有りません。

心療内科や痛みを診る精神科では無い「非専門医」は精々「三環系抗鬱薬TCA君」と「PGBリリカ様」を少々位に抑えて御処方頂きたいと考えます。

唯のGangも医師も大きくは変らない「阿片製剤TMDちゃん」(トラムセット、トラマール、ワントラム、ノルスパン等弱オピオイドやモルヒネやフエンタニール等の強オピオイド)も精神状況確認後に処方すべきです。