投稿日:2015年3月2日|カテゴリ:お知らせ, コラム

今迄は『持続性身体表現性疼痛障害/身体症状障害』として幻痛とみなされて居た、線維筋痛症では無い疾患の多くは『不完全型線維筋痛症/中枢機能障害性痛』と判断して加療を進めて行った方が、確実に軽快し易いです。

精神疾患と言ってしまえば簡単ですが、そこを突かれたら突かれた患者さんの方はたまったモノでは有りません。
精神科でガッツリ治療を受けるのも有りですが、残念自殺企図の有る双極性障害や統合失調症でも無いと中々慢性痛の方を精神科の方で、すんなりとは受けてくれません。

じゃあ彼らは何処へ行く??!!
また、心療内科、ペインクリニック内科、整形外科、リウマチ科、精神科??!!
医療難民又は元の医療機関へ戻る又は再度Drショッピング。
ここ迄来るとDrショッピングもやり尽くしてしまった後でしょうから、多分医療難民。

某大学病院ペイン科や精神科から『持続性身体表現性疼痛障害/身体症状障害』と診断され、ありとあらゆる治療効果が無く、核廃棄物の最終処理場として紹介されて来た患者さんでも、それなりの身体科的病名を付けて差し上げれば、治療意欲も再興しますし、それなりに効果も見られてきます。

このような未明な慢性痛は『不完全型線維筋痛症/中枢機能障害性痛』として、一度東洋医学程度の薬まで薬を減薬させて、再度患者医師間のラポール再形成後、今迄とまた異なるアプローチで、治療して行けば、必ず光明は見えて行きます。

100年有れば、この辺の未明な慢性痛は解明されると個人的には希望的観測をしています。

努力して行けば、必ず光は入るモノです。
ネバーギブアップ!!