投稿日:2015年4月3日|カテゴリ:お知らせ, コラム

わたくしが診させて頂いています不明慢性痛や線維筋痛症やその類似疾患では、飽くまで『ミャンマーに於けるデータ』ですが、一番疼痛緩和に有効なのは『瞑想』だそうです。
PTSD始め不明慢性痛のストレスや心因的悪影響を緩和させるには、心を真っ白にさせる瞑想的治療しか無いでしょう。

と言う事は、当然『座禅』や『シャバ・アサナ(屍のポーズ)』も効果有るでしょう。
運動療法でも、慢性痛緩和には低強度のヨガを中心にしたものが効果的です。
特に猫のポーズ。
故に、腕利きのヨガのインストラクター諸氏は、そう言う霊的環境を造る事が可能なヨガ・ワールドですから、飛んでも無い目的で変な処で行うと、入りたくも無い宗教に入信と言う事も有り得るので、ヨガのレッスンを受けるのは細心の注意が必要です。
宗教は、先祖代々とか、個人の意思で入りたくて入るのならそれは宗教の自由ですから、宜しいのですが、知らない間に騙されて入信していたと言うのは、かなり問題になります。
しかし、霊場(寺院仏閣教会等)で、不純な不道徳目的で無い範疇で、ヨガのレッスンを受けられれば、最高の内容と効果が得られると考えます。
実際、先進的な宗教法人さんでは、良い目的に於いて、既にヨガレッスンを開催されて居る処も少なく有りません。
癌末期患者さんへ緩和医療でも宗教療法(お好みの宗教に入信して頂き、霊的疼痛緩和効果を狙う治療法)は、もはや定番中の定番/鉄板療法です。
非癌性の慢性痛緩和にも、薬物療法で効果が今一歩又はそれ以上を狙うには、やはり宗教療法/霊的治療を施さないと中々効果が得られないのです。
故に『瞑想、座禅、シャバ・アサナ/ヨガ、墓参り・御祈り・入信』と言った方向になってしまいます。
大昔、宗教的/心霊療法等は、迷信で嘘だと言い放った『西洋医学』が、それだけでは治せなくなってしまい、遂には西洋医学が軽蔑していた東洋医学(和漢や中医)どころか呪い霊的治療迄手を出すんですから、西洋人が編み出した『西洋医学』には、そろそろ限界を感じます。
痛みや神経痛は気のせいではなく、心の問題が現実にあったのです。
非癌性慢性痛は心と身体の異常過緊張に大きな問題がありました。
西洋医学では、癌終末緩和医療では、ガンガン麻薬系製剤が投薬されます。
それこそ戦後のPTSDを大量に引き起こした麻薬系製剤です。
癌の末期だから何でもOKなので有って、非癌性慢性痛では精神的メンタル疾患も多く併発している事が多いので、麻薬中毒防止の為にも出来るだけ麻薬系製剤は避けなければ成りません。
非癌性慢性痛なのに、割合普通に使われる麻薬製剤。
この辺にも患者さんの不信感が出て来ます。
わたくしの患者さんで、漢方だけで線維筋痛症系不明慢性痛を治療ご希望の方が稀に居られますが、気持ちは痛い程、理解出来ます。
痛みの緩和度が少なくても我慢納得頂ければ、漢方だけでも対応させて頂きますが、ドンドン治せとエスカレートされると、その対応にはやはり西洋薬併用(精神症状の無い方には麻薬系製剤は投薬可能)は必須です。
其の辺の落しどころが難しいです。