投稿日:2015年10月8日|カテゴリ:お知らせ, コラム

『DefaultModeNetwork障害対策』
Default Mode Network/DMNとは、
脳内の体性感覚野、前頭前野、帯状回、海馬等で、何もしていなくとも脳が活動している状態のことです。
脳がスタンバイしている状態のことです。
安静時は普通に賦活化して居ても、嫌なタスクが入力されると、異常な抑制ネットワークが働き始めます…

各種精神疾患や線維筋痛症や体感幻痛は脳内のDMN障害なのです。
線維筋痛症は脳機能障害症候群です。
不明慢性痛や線維筋痛症はDMN障害ですから、メンタル系を改善させれば、必ず慢性痛は軽快してきます。

特に記憶に関与するエリアの異常亢進痙攣がPTSDによるFB(フラッシュバック)ですから、そこを抑えれば、DMN障害も緩和し、慢性痛も緩和すると考察出来ます。

高用量中枢性のTFやケイシカ芍薬湯や芍薬甘草湯は有効と考えます。
柴胡剤や駆瘀血剤や利水剤も病状各証や気血水に応じて当然必要です。

勿論、単極性欝病や双極性障害や統合失調症や各種認知症やパーキンソン症候群を修正緩和させる必要は有ります。

わたくし個人意見ですが、メンタル系の疾患多い、不明慢性痛には出来るだけ弱オピオイド事医療用麻薬系製剤(トラムセット等)は安易に投薬は、麻薬中毒を造る恐れあるため、大反対です。
勿論、ペイン学会のガイドラインにも出ています。

麻薬何て使わ無くとも、メンタルケア出来れば慢性痛は軽快します。

まずは医師を信じて1~2週間は内服継続頂ければ必ず成果は現れます。

初対面だと中々信用してもらえず、またメンタル系の薬はNGとか、じゃ何で医療用麻薬はOKなんでしょう??
そう言う諸事情で、内服してくださらない方も居られますが、それは自ら痛みを絶たないので、非常に勿体無い事項です。

同じ薬でも使い方で偉く結果は変わります。
@@とハサミは使いようです。
医師から見れば、薬とハサミも使いようです。
御客様から見たら、医師とハサミは使いようです。

薬を飲まないequalもしかしたら、現実には余り痛く無いのかもしれません。
又は痛みを受けて、それを見た御家族からの、心身看病を受ける姿を見るのが偉く幸せに感じて居るのかもしれません。。
それならそれで、ドパミンシステムが構築され痛みは緩和してきますので良い事です。